チャートの読み方(ローソク足・移動平均線の基礎)

株式や為替の値動きを理解するうえで欠かせないのが「チャート」です。
初心者の方にとっては難しそうに見えるかもしれませんが、実は「ローソク足」と「移動平均線」を押さえるだけで、相場の流れをつかむことができます。


🔸 1. ローソク足とは?

ローソク足は、一定期間の「値動き」を一本の棒で表したグラフです。
一本のローソク足の中には、「始値」「高値」「安値」「終値」という4つの情報が詰まっています。

📊 ローソク足の基本構造

  • 実体:始値と終値の差を表す部分
  • ヒゲ:高値・安値までの値動き
  • 陽線(白または赤):値上がり
  • 陰線(黒または青):値下がり

ローソク足の並び方を見ると、買いが強いのか、売りが強いのかが一目でわかります。
たとえば、長い陽線が続けば上昇トレンド、長い陰線が続けば下降トレンドと判断できます。


🔸 2. 移動平均線でトレンドをつかむ

「移動平均線(Moving Average)」は、一定期間の平均価格を線で結んだものです。
よく使われるのは次の3つです。

  • 5日線:短期の動き(デイトレや短期売買向け)
  • 25日線:中期の動き(数週間〜数カ月)
  • 75日線:長期の動き(トレンド全体を把握)

📈 移動平均線のイメージ図
(画像②)

線が右上がりなら上昇トレンド、右下がりなら下降トレンドを示します。
また、短期線が長期線を上抜ける「ゴールデンクロス」は買いサイン、下抜ける「デッドクロス」は売りサインと呼ばれます。


🔸 3. ローソク足と移動平均線を組み合わせよう

実際のトレードでは、ローソク足と移動平均線を組み合わせて使うことで、より正確な相場判断ができます。

🪶 たとえば:

  • ローソク足が移動平均線の上にある → 買い優勢
  • ローソク足が移動平均線を下抜け → トレンド転換のサインかも

📉 ローソク足+移動平均線のチャート例


🔸 4. 初心者が意識すべきポイント

  1. 短期的な動きに振り回されない
     1本1本のローソク足ではなく、全体の流れを見ましょう。
  2. トレンドに逆らわない
     移動平均線が右上がりなら「買い目線」で考えるのが基本。
  3. 練習あるのみ!
     無料で使えるチャートアプリ(Yahoo!ファイナンス、TradingViewなど)を利用して慣れることが大切です。

🔸 まとめ

ローソク足と移動平均線を理解すると、チャートが一気に「見える化」されます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、見慣れるうちに自然と相場のリズムがつかめてきます。
テクニカル分析の第一歩として、今日から少しずつチャートを観察してみましょう。

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