投資を始めたいけれど、「ETF」や「投資信託」が難しそう…。
そんな方に向けて、この記事では両者の違いと上手な使い方を、やさしく解説します。

■ ETFと投資信託の違い
まず、ETF(上場投資信託)は株式と同じように証券取引所に上場している投資信託です。
一方、通常の投資信託は1日1回の基準価額で売買します。

| 特徴 | ETF | 投資信託 |
|---|---|---|
| 売買のタイミング | 市場営業時間内ならいつでも可能 | 1日1回の基準価額で売買 |
| 購入場所 | 証券取引所 | 証券会社・銀行など |
| 手数料 | 比較的安い | 運用会社によって差がある |
| 自動積立 | 証券会社により不可も | 可能(つみたてNISA対応) |
ETFは「リアルタイム売買が可能」、投資信託は「自動で積み立てやすい」という違いがあります。
初心者にはまず投資信託からスタートするのがおすすめです。
■ 投資信託の使い方:自動積立でコツコツ増やす
投資信託の最大の魅力は、つみたてNISAが使えること。
毎月一定額を自動で積立し、得た利益は最長20年間非課税になります。
投資信託を始める手順はシンプルです。
- 証券会社で「つみたてNISA」口座を開設
- 投資先(例:S&P500、全世界株式など)を選ぶ
- 毎月の積立額を設定
- あとは自動で積立継続
最初は月1万円程度からで十分。
大切なのは「長期・分散・積立」の3つを守ることです。
■ ETFの使い方:狙いを絞って効率的に投資
ETFは投資信託よりもコストが低く、リアルタイム取引が可能。
特定の指数やテーマに連動するため、「狙い撃ちの投資」に適しています。
| ETFの種類 | 対象市場 |
|---|---|
| 株式型 | 日本、先進国、新興国 |
| 債券型 | 日本国債、米国債、グローバル債券 |
| コモディティ型 | 金、原油、農産物など |
ETFは単発でも購入できるため、「一括投資したい」「タイミングを見て買いたい」人に向いています。
ただし短期売買を繰り返すと手数料がかさむため、中長期で保有するのが基本です。
■ 上手な組み合わせ方
初心者には次のような使い分けが効果的です👇
| 目的 | おすすめ商品 |
|---|---|
| コツコツ積立・長期運用 | 投資信託(つみたてNISA) |
| 余剰資金での追加投資 | ETF(S&P500など) |
たとえば、
- 毎月の積立で「eMAXIS Slim 全世界株式」
- ボーナスで「S&P500 ETF(VOO)」
といった組み合わせなら、手軽に世界分散が可能です。
■ まとめ
ETFも投資信託も、少額から始められる便利な投資手段です。
違いを理解し、目的に応じて使い分けることで、リスクを抑えながら着実に資産を育てることができます。
投資の第一歩として、まずは証券口座を開設し、月1万円から積み立てを始めてみましょう。


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