💱 為替の基礎(ドル円が株にどう影響するか)

「ドル円が動くと株価も動く」とニュースで聞いたことがある人は多いでしょう。
でも、「なぜ為替と株が関係あるの?」と思う人も少なくありません。
この記事では、初心者向けに「ドル円と株価の関係」をわかりやすく解説します。


🔰 為替とは?ドル円の意味

為替(かわせ)とは、国と国の通貨を交換するレートのことです。
たとえば「1ドル=150円」とは、1ドルを手に入れるのに150円必要という意味。
このレートは、世界中の投資家がドルや円を売買することで、常に変動しています。

日本円が強くなることを「円高」、
円が弱くなることを「円安」と呼びます。


💹 円安・円高で株価はどう動く?

日本株にとって、為替の動きはとても重要です。
特に日経平均株価に大きく影響するのが「円安・円高」です。

▶ 円安になると株価が上がりやすい理由

・トヨタやソニーなど、日本の大企業は海外で多く稼いでいます。
・円安になると、海外の売上を「円に換算したときの金額」が増えます。
→ その結果、企業の利益が増える → 株価が上がる傾向があります。

▶ 円高になると株価が下がりやすい理由

・同じように、円高になると輸出企業の利益が減ります。
→ 投資家は「業績が悪化しそう」と考えて、株を売る動きが出やすいです。


💵 アメリカ株との関係は?

ドル円の動きは、アメリカ株にも影響します。
たとえばドル高(=円安)になると、
・海外投資家が「ドル資産(米株)」を持ちやすくなる
・日本人投資家にとっては米株が「割高」に見える
というように、投資マネーの流れが変わります。

つまり、為替は投資資金の方向性を左右するカギでもあるのです。


📊 為替と株の関係を見極めるポイント

  1. ドル円がどの方向に動いているかを見る
     → 円安トレンドなら日本株にプラス、円高ならマイナス傾向。
  2. 日経平均とドル円チャートの相関をチェック
     → 長期的には「ドル円上昇=日経平均上昇」という連動が見られます。
  3. 金利動向にも注目
     → 米国の金利が上がるとドルが買われ、円が売られやすい。
     → 結果的にドル円が上がり、日本株が上がる展開になりやすいです。

🧭 まとめ

状況為替の動き株価への影響
円安1ドル=円が高くなる日本株にプラス要因(輸出企業の利益増)
円高1ドル=円が安くなる日本株にマイナス要因(輸出企業の利益減)

💬 ひとことアドバイス

「為替」と「株」は別の市場に見えて、実は密接につながっています。
ニュースで「円安が進行」「ドル高が続く」と聞いたら、
自分の保有株や投資信託がどう影響を受けそうかを考えてみましょう。

為替を理解することで、株式投資の見通しがぐっと広がりますよ。

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