投資ブログを読んでいると、多くの人が「今どんなポートフォリオを組めばよいのか?」と悩んでいるのではないでしょうか。今回は、私自身の現在のポートフォリオを公開し、どういう意図でこの比率にしているのかを解説します。
現在の総資産と配分
私のメイン口座における総資産評価額は約820万円。さらに、これとは別にキャッシュを約300万円保有しています。したがって、合計で1,100万円超の投資資産を運用中です。

現在のポートフォリオ構成を見てみましょう。
- 米国債(TLT, VGLT, VGSH, EDV):合計で約55%
- 米国株(VYM, SBI・V、ISS&P):40%
- 米国以外株(VXUS):4%
- その他:1%弱
年間配当と利回り
税引き前の年間配当金は約24万円(年利3.4%程度)。
特にTLTやEDVといった米国長期債ETFからの分配金が大きな割合を占めています。株式部分は米国株が大半を占めています。

防御的ポートフォリオにした理由
私がこの比率にしているのは、**「米国リセッション(景気後退)のリスク」**を強く意識しているからです。
- 米国経済はすでに高金利の影響を受け始めており、今後は利下げ局面に入る可能性が高い。
- 利下げは景気減速を背景に行われるため、株価にはマイナスに働きやすい。
- 一方で、米国長期債は利下げ局面で価格が上がりやすいため、防御とリターンの両面で有効。
つまり、株安リスクを見込みつつも、債券を中心に据えることで守りを固めています。
キャッシュポジションの役割
キャッシュを300万円保有しているのも重要なポイントです。
市場が大きく下げたタイミングで一気に株式を買い増せる「余力」を残すために、現金を確保しています。焦ってフルインベストメントするのではなく、次のチャンスを待ちながら利回りを確保できるのが私の戦略です。
今後の戦略
短期的には「守り」を重視したポートフォリオですが、景気後退が進み株価が調整した局面では、米国株ETFや日本株配当銘柄を追加購入してリスク資産の比率を高める予定です。
つまり、
- 今は防御(債券比率を高めて安定性重視)
- 将来は攻勢(株安時にキャッシュを使って買い増し)
という二段構えの戦略です。
まとめ
- 現在の総資産:1,100万円超(うち820万円を投資、300万円キャッシュ)
- 米国債比率高めの防御型ポートフォリオ
- 年間配当約24万円、年利3.4%
- 株安を見越しつつ、利下げ局面で恩恵を受ける債券を主力に配置
- キャッシュで次の投資チャンスを狙う
投資には正解はありませんが、自分の相場観に基づいて資産配分を決め、リスクを取る部分と守る部分を明確にすることが重要だと思います。


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